食生活の改善

食生活を改善するには、強い決意が必要です。私自身がんになり、現在の食習慣を続ければ命に関わると痛感しました。人間ドックでの検査結果を見返すと、がんになったのも無理はないと思いました。食習慣を変えるためには、強い意志と日々の習慣がとても重要です。がんになったことをきっかけに、食生活を徹底的に見直しました。主にニンジンジュースを取り入れ、玄米と野菜中心の食事を毎日続けています。誘惑に負けそうになることもありましたが、がんという死と向き合い、強い意志で乗り越えました。体重は60kgから45kgに減り、現在もその体重を保っています。健康診断の結果も全て良好で、体も軽くなり、仕事にも良い影響が出ています。

運動の習慣化

毎日の運動は習慣化に非常に効果的です。週に何回か決めても、実際にそれを実行するのは難しいです。私は実践者として、毎日運動をすることが習慣化に役立つと断言できます。運動の種類は、個々の好みに合わせて選ぶべきです。スポーツ、ウォーキング、スクワットや腹筋運動など、筋トレも良い選択です。私自身は、雑巾がけを日常のルーチンにしています。腰を落として行う雑巾がけは、かなりの運動量になります。永平寺の修行僧も行っているこの方法を見習い、毎日続けています。これは気分転換にもなり、家もきれいに保てます。各自が工夫して運動を続けることが重要だと考えます。

熟睡の実践

睡眠は習慣化することが大切です。心が疲れていると眠りにくいですが、体が適度に疲れているとぐっすり眠れると感じます。運動をして少し汗をかく程度に体を動かすと、心地よい疲労感が得られ、より深い睡眠につながると思います。私自身、がんになった後、毎日の運動で体を疲れさせることで、深い睡眠を得られ、体の健康を実感しました。体が疲れていないときは、心だけが疲れていてもなかなか深い眠りにつけないことがありました。人によって異なるとは思いますが、体を動かして適度に疲れることで、心地よい睡眠が得られると思います。健康セミナーでがんになってからの経験を話すと、多くの方が運動や睡眠の重要性について賛同し、共感してくれることが多いです。

精神の安定

精神の安定を得るためには、「嫌なこと」「忘れたいこと」「悔しいこと」「他人との比較」などのネガティブな思考を忘れるためにも、好きなことに集中することが大切です。また、心の問題を話せる相手を見つけることも有効です。人はしばしばマイナス思考に陥りやすく、心配事や不安、他人の意見に心が向かいがちです。考えても解決できないことに悩むことは多いですが、自己肯定感を高め、好きなことに没頭することで、豊かな人生を築くために必要な心の持ち方に変えていくことができます。私自身、がんになった時はマイナス思考で落ち込むことが多かったですが、心の持ち方を変え、習慣化することで危機を乗り越えることができました。